チタン:blackringmania/ブラックカラーのチタンの指輪
チタンリングblackringmania2010
新開発のチタンの黒い指輪加工について
いわゆる黒のコーティングとは一線を画す強固なスーパーハードのブラックが研究によって開発され装飾にも応用されている時代。
チタンリングblackringmania2010
新開発のチタンの黒い指輪加工について
いわゆる黒のコーティングとは一線を画す強固なスーパーハードのブラックが研究によって開発され装飾にも応用されている時代。
もしも金属自体が黒い、しかも真っ黒なメタルが発明されたなら、それはまたたくまに世界を席巻するにちがいありません。それほど黒いメタルというのは待たれていると言えます。どうしても黒くするには、黒っぽい何らかのコーティングしかなかったわけですが、化学、工学のちからにより、耐久性の高い非常に強固な加工が生まれ、それがジュエリーにも取り込まれています。金属といえば、身の回りにはステンレスが多くあり、ほとんどがグレーとか銀色という言われ方をしています。そんな中、黒い金属があったら、しかもはげたりしない、強い黒。それがブラックリングに到達したのだと思います。
黒の装飾品は流行を超えた人気があり、黒い金属とはこの世の中に存在しないゆえ、それは夢の未来の金属となりえるかもしれない。もし、そんな金属が発見されたなら。
黒い衣装といえばボンテージファッションがあるが、それらも黒という喪に服すかのような意を鎮圧させたかのような抑圧の色でもある。けれど、その抑圧や禁止はひとの欲望のベクトルをさらに増大させるものだった。ハイヒールは自由に歩き回れる動きを抑制しているし、タイトスカートもおなじである。スリットを入れ、そこからはみ出てくる欲望のまなざしを受け止めるしくみができあがっている。もとをたどればアクセサリーの首輪、指輪、腕輪にしても足枷に近い道具的な金属からきているだろう。自由を拘束したところからそれらの輪が胴体のくびれた部分にはめられていった。ネクタイもベルトさえも胴体のくびれたところにある。ヨーロッパの博物館には古い貞操帯(金属製)が展示されていて、日本語の堪能なイタリア人が恥ずかしいといいながら説明しているが、それらも自由を拘束し、閉じ込めていた。甲冑ににた発想だが、やがてアクセサリーもそうした抑圧、抑制によって時代とともにかたちを変えていったもの。
工学者とは、実用に結びつくことを研究しています。一方科学者は、事象や現象の法則を探しだすのが使命。科学者の研究というのは、すぐさま研究成果が活用へ結びつかないけれど、その探しだされたルールをもとに、別の分野でも応用されていくのだそうです。
ある科学者が花の原種を研究しました。品種改良に役立つといっても、研究結果が新しい育種に直結して目に見えてこないにも関わらず、年月を費やし、気候も分析しながら地形との関係で植物を探して歩いたのだそうです。そうして得られた研究は、今度、ブリーダーに用いられ、新たな改良種も生み出されることにつながっていくのだそうです。根気のいる仕事なのだそうです。植物の交配の実験は無限です。日々進歩しています。
果実もまたしかり。いちごの品種の多さもさることながら、トマト、みかん系も名前を覚えることもできないくらいたくさんの新しいフルーツが生まれています。
けれど、不思議なのはお花を食べないという人間の風習。どんなフルーツでもどんな葉っぱでも食べてきたではありませんか?菜の花のつぼみやカリフラワーは食べられているとはいえ、いわゆる花らしくない花。チューリップもひまわりも食べません。人はお花にメッセージをこめて、花ことばを読んだりします。ものには魂が宿ると考える日本古来の考え方が影響したのでしょうか?結婚指輪にも、ただ指にはめるというジュエリー以上の想いがこめられていてずっしりと重たいのです。
自然界にはほんとうに不思議なしくみが存在していて奥が深く、神秘に満ちています。そして、その草花は科学者たちによって改良されていきます。時代とともに絶滅もあれば新種誕生もあります。
一方、金属という世界もまた、工学者によって、新たに発見され活用されていきます。
耐久性を追求する工学者が、黒いコーティングを改良に改良を重ね強い丈夫な加工を生み出し、それをジュエリーにデザイナーが応用していくのです。